非常に残念なことに、2007年から現在まで未だ、我が国の保育施設等における死亡事故や重篤な事故の事例は毎年のように発生しています。幼児期の子どもたちは好奇心旺盛で活発ですが、自分の身の回りにある危険を理解することが出来ていません。子どもたちが毎日楽しく園生活を送ることが出来るのは、子どもの安全が守られていることが大前提です。そのため保育施設等で働く私達は、子ども達の安心安全を第一に考えていなければなりません。ですが同時に、保育士が事故防止のために子どもの活動を狭めたり、消極的な保育に陥ったりしてもいけません。 さらに近年においては、台風・大雨・地震などによる自然災害の被害も深刻化しております。日本は自然災害に見舞われやすい国であり、いつ発生するかは予測不能です。大切なことは、子ども達の身に降り注ぐ危険や災害についての基礎をしっかりと理解しておくこと、子どもたちを“みる力”と実践的な知識を身につけておくことです。子どもたちの安全を守ることはもちろん、保護者の方にも園を信頼していただけるよう知識と能力の向上は必須ともいえるでしょう。 当協会の保育リスク管理研修では、医療・教育・法律等の講師による専門的な立場からの講義により十分なスキルを養います。日常の危険や災害から子ども達を守り、万一の際に速やかに適切な対処を行えるスペシャリストを養成します。